鼻毛は以外と重要だった.

鼻毛を処理するのはいいけれど、そもそも鼻毛って抜いたり切ったり 処分してしまっていいものなんでしょうか?
“全ての体毛は 必ず何らかの役割があって生えている” ものだし・・

と、言うことで。

鼻毛の役割とは.

他の部分の体毛と違って 鼻毛は いわゆる 「ムダ毛」ではなく、むしろ重要な役割を持っている体毛の一つです。

言わずもがなですが、「鼻」というのは 「口」と同じく 人間が生きていく上で必要不可欠な “呼吸器” です。
 そして「鼻毛」は、吸い込んだ空気の中から異物を取り除く “フィルター” 的役割を担っているわけです。私たちの、目には見えない 空気中に含まれる数々の有害な物質、例えば PM2.5などの微粒子物質や花粉・ウィルスなど をできるだけ体内に取り込まないようにする働きをしています。

 また、鼻の穴 内部の湿度を保ち乾燥から守る役割も・・ 
湿度を保つ理由は、呼吸によって 喉や肺が痛むのを防ぎ、空気と一緒に吸い込まれてきた異物を吸着するための鼻の機能の一つです。

このような 健康面での重要な役割を果たしてくれている事から、口呼吸よりも鼻呼吸の方が体には良いと言われているようです。
 鼻毛が少ない・薄い 人ほど病気になりやすい というのもうなずけます。

次に 鼻の役割として重要な任務は、”匂いを嗅ぐ” 事。「嗅覚」ですね。
この “嗅覚” に関しても 鼻毛は重要な働きをしています。
 鼻の粘膜部分に細かく生えている『嗅毛』 と言われる毛があり、この毛は、“嗅覚神経” の先端とも言える重要な毛です。

ニオイの微粒子が粘液に溶けて 嗅毛を刺激すると、そこで捉えられたニオイは 電気信号となって脳の嗅覚中枢に伝わり、”ニオイ” として感知できるというわけです。

このニオイを感知できなくなったら・・ 食べ物の種類 や 最悪の場合 “味” すらもわからなくなる可能性がある という事をご存知でしょうか?

 例えば ある実験で、鼻をつまんで 目隠しをした状態で、生のじゃがいも(実際に生のじゃがいもはあまりたくさん食べないようにしてくださいね。体には毒ですから・・)とりんごを食べさせた場合、じゃがいもとりんごの区別がつかなくなる というケースが報告されているそうです。
“味覚” というのは、その大半が 鼻からの情報に頼っている と言う事の証 とも言えるのではないでしょうか?

鼻の内部は超デリケート!

前述したように鼻の穴の内部は粘膜で覆われていて、乾燥を防いでいます。
 乾燥した空気は、粘膜を傷つけ ウィルスにとって住みやすい環境となるため、この粘膜によって適度な湿度が保たれる事は 病原菌への抵抗力ともなる重要な条件なのです。

 そして、この粘膜自体は 鼻毛が無くても出ているものなのですが、鼻毛が存在することによって 粘膜と空気の当たる面積が大きくなり加湿の効率が良くなる という利点があります。それによって 粘膜を保護し、風邪などのウィルスが体内に入るのを防ぐという役割も。

この粘膜で覆われた 皮膚の表面は、非常にデリケートで傷つきやすく、ヘタに抜いたり・切ったりして うっかり傷つけたりすると、常に雑菌などが常駐している場所なだけに 炎症を起こしやすいので気を付けましょう。